近年、体験学習にもいろいろなものが見られるようになっています。
見方によれば、営業活動ともいえるかもしれません。専門学校への体験入学などは、高校2年生は、無条件に全員受け入れるというものまであります。大学ですら、学生の確保が困難になっているといわれていますので、さらに困難が予想できる専門学校ならではといった気もします。東京の多摩では、専門学校の連絡会で「チャレンジ プログラム」と銘打って、連携した取り組みを行っているようです。
さらに、福島県では、体験学習のプログラムを35コース準備をして受け入れるといったものまであります。「河や湖の水質調査」「医学者・野口英世を知る」「森を守るための作業体験」などなかなか興味をそそるものも含まれています。実施主体は国民宿舎であったり、野口英世記念館、NPO法人などさまざまです。
中には、体験学習専用の施設やスタッフをもち、受け入れを行っているものもあります。あるびわ湖畔の施設では、いかだ作り、水質調査、ボートやカヌー乗りなど学校教育では得られないさまざまな経験ができるプログラムで受け入れをおこなっています。
自然とのかかわりもなかなか難しい社会になってきており、こうしたものの積極的な活用は、学校教育や社会教育にもっと重視していきたいものです。
体験学習 ラボラトリー方式
体験学習を、ラボラトリー方式で行うノウハウを提供しているものもあります。
これは、自然の中で農業を体験するとかいうのとは違いがあります。たとえば、対人関係のコミュニケーションの研修では、言語を使わないコミュニケーションがいかに困難かを、課題の中で経験することで理解しようといったものです。
協力ゲームなどは、普及しているものですので、職場の研修などでは実際にやってみることをお勧めします。簡単に説明しますと、5〜8名のグループに4〜5片の紙片を渡します。この紙片をあるルールの下に交換することによって、全員がおなじ図形を完成させるといういわばゲームのようなものです。しかし、ゲームといって馬鹿にしてはいけません。2〜3時間の中で、ルールを守ることの難しさや、自分の意図を他人に伝えることの難しさなど、学ぶことは無尽蔵といってもよいものです。参加者がその気になって実施すれば、学ぶものは少なくないはずです。
職場の人材教育担当者の方は、自らも経験し、やってみてもらいたいものです。研修の素材はつきないほどあり、書籍を購入するだけで、いくらでも実施できます。こうした研修は、一時は結構おこなわれたものですが、最近はやや下火になっているようです。しかし、いわゆる伝達知識伝授の教育と違った効果がきたいできるように思います。
これは、自然の中で農業を体験するとかいうのとは違いがあります。たとえば、対人関係のコミュニケーションの研修では、言語を使わないコミュニケーションがいかに困難かを、課題の中で経験することで理解しようといったものです。
協力ゲームなどは、普及しているものですので、職場の研修などでは実際にやってみることをお勧めします。簡単に説明しますと、5〜8名のグループに4〜5片の紙片を渡します。この紙片をあるルールの下に交換することによって、全員がおなじ図形を完成させるといういわばゲームのようなものです。しかし、ゲームといって馬鹿にしてはいけません。2〜3時間の中で、ルールを守ることの難しさや、自分の意図を他人に伝えることの難しさなど、学ぶことは無尽蔵といってもよいものです。参加者がその気になって実施すれば、学ぶものは少なくないはずです。
職場の人材教育担当者の方は、自らも経験し、やってみてもらいたいものです。研修の素材はつきないほどあり、書籍を購入するだけで、いくらでも実施できます。こうした研修は、一時は結構おこなわれたものですが、最近はやや下火になっているようです。しかし、いわゆる伝達知識伝授の教育と違った効果がきたいできるように思います。
体験学習
体験学習を提供している団体組織は少なくありません。常設で行っているところもありますので調べてみてください。特に、夏休みの子供向け体験学習などは、お子様にも、きっと喜ばれるものと思います。
水族館が実施しているものや都道府県、農協などでも行われています。
自然のなかでの体験をつうじた農作業を学ぶことなどは、子供の発達にも、長い人生にとっても大きなプラスになるのではないでしょうか。
成人向けのものもあります。介護実習などを行っているところもありますし、将来、看護婦になりたいという希望者向けの看護体験実習などは、未成年者の進路選択にも大いにプラスになるのではないでしょうか。ところによっては、医師の体験学習もあるようです。もちろん、医師の代わりをすることはできませんが、現場で働く医師に、身近に接することで、学ぶこともすくなくないでしょう。高齢化社会の進行が進むなかでは、介護の体験学習などは、これからは、すべての人々にとって不可欠なものを教えてくれるのではないでしょうか。
少し、目配せすれば案外、身近なところに学ぶ機会を提供しているものです。ぜひ、おすすめします。あなたが予想もしなかった未来が開けるかもしれません。
水族館が実施しているものや都道府県、農協などでも行われています。
自然のなかでの体験をつうじた農作業を学ぶことなどは、子供の発達にも、長い人生にとっても大きなプラスになるのではないでしょうか。
成人向けのものもあります。介護実習などを行っているところもありますし、将来、看護婦になりたいという希望者向けの看護体験実習などは、未成年者の進路選択にも大いにプラスになるのではないでしょうか。ところによっては、医師の体験学習もあるようです。もちろん、医師の代わりをすることはできませんが、現場で働く医師に、身近に接することで、学ぶこともすくなくないでしょう。高齢化社会の進行が進むなかでは、介護の体験学習などは、これからは、すべての人々にとって不可欠なものを教えてくれるのではないでしょうか。
少し、目配せすれば案外、身近なところに学ぶ機会を提供しているものです。ぜひ、おすすめします。あなたが予想もしなかった未来が開けるかもしれません。
| 体験学習の意味
体験学習 いろいろ
体験学習とは単なる観念的な理解を通しての学習ではなく、体験的活動、すなわち観察、調査、実験・実習、栽培、製作、勤労、奉仕などの実際的な活動を通しての学習である。簡単にいえば、体験(いろいろのことを実際に自分の身体で経験すること)を用いる学習である。経験学習と同義であるが、体験学習のほうがやや狭義に用いられている。これは、言語による教授や詰め込み教育への批判として発展している。
企業内教育においても、従来の講義形式の情報伝達研修ではなく、グループワークなどを含め、重視される傾向にある。
職場の上下関係や同僚とのコミュニケーションのあり方などについても、かくあるべきといった講義を行うのではなく、ゲームやグループワークを通じて、自分自身が何を感じ、行動したかを体験させ、自ら気づくことに力点をおいた研修などがおこなわれているところもある。体験学習の経験のある方は、ご存知だろうが、協力ゲーム、コンセンサス実習などは、その代表的なものだろう。
体験学習は、体験をつうじて、研修者が、自ら何を気づくかといったところに力点を置くため、必ずしも正解といったものがあるとは限らない。その体験の過程のなかで、何に気づき、自分や他人をより理解し、自分自身の行動変容を促すといったところがポイントとなる。
企業内教育においても、従来の講義形式の情報伝達研修ではなく、グループワークなどを含め、重視される傾向にある。
職場の上下関係や同僚とのコミュニケーションのあり方などについても、かくあるべきといった講義を行うのではなく、ゲームやグループワークを通じて、自分自身が何を感じ、行動したかを体験させ、自ら気づくことに力点をおいた研修などがおこなわれているところもある。体験学習の経験のある方は、ご存知だろうが、協力ゲーム、コンセンサス実習などは、その代表的なものだろう。
体験学習は、体験をつうじて、研修者が、自ら何を気づくかといったところに力点を置くため、必ずしも正解といったものがあるとは限らない。その体験の過程のなかで、何に気づき、自分や他人をより理解し、自分自身の行動変容を促すといったところがポイントとなる。
体験学習の意味
体験学習は、学校教育が知的教育に偏重しがちで、実践面が軽視された点に対する批判として絶えず提唱されてきましたが、教育改革の検討においても、次の理由から声高にその重要性が強調されています。
「現在の子供たちは、物質的豊かさや便利さの中で生活する一方、学校での生活、塾や自宅での勉強に時間をとられ、ゆとりのない生活を送っている。また、テレビなどマスメディアとの接触にかなりの時間をとられ、疑似体験や間接体験が多くなり、生活体験、自然体験が著しく不足し、家事の時間も極端に少ない。このように、直接体験が不足している子供たちに社会の変化に主体的に対応していく力、すなわち、生きる力(主体的創造的な問題解決力、豊かな人間性、たくましく生きるため健康や体力のバランスのとれた力)を身につけさせるためには、自然や社会の現実に触れる実際の体験が必要である」と考え、改めて体験的な学習の重要性を説いているのです。(中央教育審議会審議のまとめ、平成年)
この「まとめ」では、その理由として、「子供たちは具体的な体験や事物とのかかわりをよりどころとして、感動したり、驚いたりしながら『なぜ、どうして』と考えを深める中で、実際の生活や社会、自然の在り方を学んでいく。そして、そこで得た知識や考え方を基に、実生活のさまざまな課題に取り組むことを通じて、自らを高め、よりよい生活を創り出していくことができる」ことをあげ、このような「体験は子供たちの成長の糧であり、『生きる力』をはぐくむ基盤となっている」と説いています。
「このような体験活動は、学校教育においても重視していくことはもちろんであるが、家庭や地域社会での活動を通じてなされることが本来自然の姿であり、かつ効果的であることから、これらの場での体験活動の機会を拡充していくことが切に望まれる」と述べ、学校と家庭や地域社会の協力を提唱しています。
「現在の子供たちは、物質的豊かさや便利さの中で生活する一方、学校での生活、塾や自宅での勉強に時間をとられ、ゆとりのない生活を送っている。また、テレビなどマスメディアとの接触にかなりの時間をとられ、疑似体験や間接体験が多くなり、生活体験、自然体験が著しく不足し、家事の時間も極端に少ない。このように、直接体験が不足している子供たちに社会の変化に主体的に対応していく力、すなわち、生きる力(主体的創造的な問題解決力、豊かな人間性、たくましく生きるため健康や体力のバランスのとれた力)を身につけさせるためには、自然や社会の現実に触れる実際の体験が必要である」と考え、改めて体験的な学習の重要性を説いているのです。(中央教育審議会審議のまとめ、平成年)
この「まとめ」では、その理由として、「子供たちは具体的な体験や事物とのかかわりをよりどころとして、感動したり、驚いたりしながら『なぜ、どうして』と考えを深める中で、実際の生活や社会、自然の在り方を学んでいく。そして、そこで得た知識や考え方を基に、実生活のさまざまな課題に取り組むことを通じて、自らを高め、よりよい生活を創り出していくことができる」ことをあげ、このような「体験は子供たちの成長の糧であり、『生きる力』をはぐくむ基盤となっている」と説いています。
「このような体験活動は、学校教育においても重視していくことはもちろんであるが、家庭や地域社会での活動を通じてなされることが本来自然の姿であり、かつ効果的であることから、これらの場での体験活動の機会を拡充していくことが切に望まれる」と述べ、学校と家庭や地域社会の協力を提唱しています。
| 体験学習の意味
